ゼミナール

「五感インテリア」ゼミナール

もっと豊かに「香り生活」 ①

ランプ・ベルジェの世界

2015年8月31日更新

「音」と同様に、「香り」は目に見えないインテリア。
精油を使うアロマテラピーやアロマグッズは
日本でもおなじみになりましたが
フランス生まれの「ランプ・ベルジェ パリ」は、
まだあまり知られていないようです。
消臭効果がすばらしい、ヨーロッパの街角を思い出す香り、ランプが芸術的・・・
女優さんやプロサッカー選手などから、じわりと広がりつつある
ちょっとセレブな香りを体験してみましょう。

ランプ・ベルジェとは
〜点火は2分。無炎で消臭・除菌・アロマコロジー効果〜

いまから117年前のフランスで、病院の空気の改善から始まった「ランプ・ベルジェ パリ」(以下、ランプ・ベルジェ)は、世界70か国で販売されている芳香器です。日本には14年前にDCHL JAPAN(株)がランプ・ベルジェ パリ社と正式契約して、正規品の輸入が始まりました。国内には、表参道店と福岡店の2店舗があります。

理科の実験で使ったアルコールランプを芸術品にしたような外観。いわゆる精油を使う芳香器、アロマランプやアロマディフューザーとその仕組みや香りはどう違うのだろう。たくさんの疑問と期待を胸に、表参道店を訪れました。

店内に入り最初に感じたのは、意外にも「ある種の香り」ではなく、なんともスッキリとした爽やかな空気感でした。空気に何かを足してあるというより、引いてあるというような…。「実はランプ・ベルジェに使うパフュームオイルには、精油(アロマエッセンス)は2%しか含まれておらず、90%以上は純度の高いイソプロピルアルコールとなっています。ですから、ご愛用者の声のなかでも一番多いのが、タバコや焼き肉のニオイがランプを焚けば消える、といった消臭効果についてです」(DCHL JAPAN秋田部長)。 

ランプ・ベルジェが病院の空気改善を目的に生まれたという出自を思い起こせば、期待できる効果が「消臭、抗菌、ホルムアルデヒドの分解、そしてアロマコロジー(芳香による心身のリラックス)」という秋田さんの説明もうなずけます。

ランプ・ベルジェの容器の部分が「ランプ」。隣の飾りキャップは「安全キャップ」。その隣が「消火キャップ」。 セラミック芯がついた綿ロープ、点火用のライター、2分用の砂時計。奥にあるのが専用のパフュームオイル

ランプ・ベルジェという名前から、炎を点し続けるイメージがありますが、「点火は最初の2分だけ。あとは無炎の状態で燃焼しながら芳香成分を空中に拡散し、同時にセラミック芯の触媒反応で、消臭・抗菌を行います」と秋田さん。

ほんのわずかな時間しか火を使わず、室内の空気をきれいにしてくれる。アロマグッズというより、空気環境グッズと呼びたい製品です。 

表参道店では約60種類のパフュームオイルを、嗅いで選ぶことができる。
Freshness(ユーカリ、オーシャンなど), Fruits(青リンゴ、レモンフラワーなど),
Flowers(ラベンダー、シーラローズなど)のほか、Sweet Dreams, Oriental Dreams, Pure Dreams。
オイルの希釈に使う「ヌートレ」、浴室のカビや雑菌対策に人気の「抗菌オイル」も。

ランプ・ベルジェの芸術性
〜バカラ、ラリック、ミュシャや高級ブランド製も〜

冒頭の4つのランプは、イメージ撮影用に店内から選りすぐったものですが、左から、バレンタインデーに大人気のダブルハート、バカラ製の高級クリスタル、ミュシャの4シーズン、スワロフスキーのアテナ・ヨーロッパ。どのランプも芳香器としての機能性に加え、装飾品としてのデザイン性や芸術性の高さが、コレクターを生むほどの価値となっています。

バカラ、ラリック、リモージュなどヨーロッパの老舗ブランド製のほか、世界中で活躍するデザイナー達によるオリジナルモデルもあり、店内はさながら小さな美術館のよう。「女性と男性とでは、ランプの好みも香りの好みも不思議と違うことが多く、家の中でそれぞれのお部屋に別のランプ・ベルジェを置いて楽しまれている方や、また、お子さんのお部屋では勉強に集中できるようミントの香りを焚く、という常連のお客様もいらっしゃいます」(秋田さん)。

嗅覚は味覚と同様に、徐々に開発されていくという特性があり、人は記憶の中にある香りを好む傾向にあるのだとか。想い出の1枚の絵や写真を部屋に飾るように、記憶の中の香りをインテリアに取り入れて追憶にひたるのもステキです。

年代ごとにその時代に活躍するデザイナーと契約して新作を発表。店内の奥の方には、参考商品ながら、過去のランプ・ベルジェも展示されている。

初期の頃のアンティークコレクションはショーケース内に展示。右端の赤いランプは、1925-30年頃のもの。シンプルな美しさは、いまに通じるデザイン。

DCHL JAPAN 「ランプ・ベルジェ パリ」表参道店

107-0061 東京都港区北青山3-3-13 共和五番館1階 TEL 03-6820-8218

http://www.dchl.co.jp

取材:2015年8月
撮影:狩野吉和(株式会社 フレンズ)

Column

初めてのランプ・ベルジェ体験記

秋田さんのアドバイスで、ランプはオイルの量が見えるガラス製に。
オイルは、雨が降り注ぐ高原の朝……を連想させてくれるという「サマーレイン」と、
世界最古のオーデコロンを現代風にアレンジした香り「ケルン」。
まずは「サマーレイン」で試してみました。

ランプとパフュームオイル2本を選べる「表参道Cセット」を購入。8,000円(税別)。 右のライターと砂時計(2分計)は別売り。 お得な4,000円のセットもあり。

オイルをランプの2/3まで注ぎ、芯にオイルを浸透させる。
消火キャップで密閉させて約20分。
やはり初心者にはオイルや芯が透けてみえるガラスが安心。

消火キャップをとり、ライターで点火。砂時計を使って、きっちり2分で吹き消します。このあたりで香るのがトップノート「ユーカリ・ペパーミント・バジル」

消火キャップは外したまま、飾りキャップ(安全キャップ)をかぶせて焚き、香りを拡散させます。
12畳で40分焚くと2時間香りが持続……
でも、私の部屋は8畳なので約25分で消火キャップをかぶせて消火。

上から安全キャップをかぶせ、トップ〜ミドル〜ラストへと変化する香りのピラミッドを楽しみました。
思ったよりほのかな香りでした。
ちなみに、ミドルノートはすずらん、ライラックなど、ラストノートはパチュリなど。

開校記念
特別講座住むことは、生きること。探検家 関野 吉晴氏

ようこそ、マリモリビングオープンキャンパスへ学長メッセージ 開校のごあいさつ